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浜太郎大好き小学生から聞いたカレッタの他とは違った施設としての存在意義と忘れられない浜太郎との初対面の思い出

粟飯原
ななみ

小学3年生に聞いた、大人は忘れてしまっているかもしれない純粋で貴重なカレッタのお話

徳島県小松島市在住の粟飯原ななみちゃん(9)。物心ついた時から毎月のようにカレッタを訪れているそうで、ななみちゃんにカレッタの重鎮、浜太郎のことや生まれ変わるカレッタのことを聞いてきました。幼さの残る小学三年生でしたが、しっかりとした言葉で一生懸命話を聞かせてくれました。

初めてのウミガメ博物館カレッタでの驚き

3歳の頃からカレッタを訪れ始めたというななみちゃん、幼いながらも覚えていることがあるそうです。それは、入り口付近にカレッタのマスコットキャラとして設置された人間の大人ほどの高さのある、うぇるかめ君人形。その大きさと可愛さにとても驚いたと楽しそうに話してくれました。今でも小型のうぇるかめ君人形は大事にバッグの外ポケットに入れてあり、とてもほっこりした気持ちになりました。

更に、浜太郎に関してもよく覚えている事があるそうです。
それは、初めてウミガメプールを訪れた時のことです。ななみちゃんがプールのそばから浜太郎の名前を呼ぶと、ゆっくりと近くまで来てくれたそうです。そして、ななみちゃんが帰るまでずっとそばを離れなかったようです。他のウミガメ達にも声かけをしたのですが、その時ずっとそばにいてくれたのが浜太郎だけだったということもあり、それ以来ずっと浜太郎のファンなのだそうです。多い時には月一回のペースでカレッタを訪れることもあったのだとか。現在は小学校や習い事等で忙しくなってしまい訪れる回数も減ってしまいましたが、小学校のクラスの友達も全員カレッタに来たことがあるようで、友達と共有の話題が出来て嬉しいと笑顔で話してくれました。

触れて感じ、聞いて学べる。直接触れ合う機会があるからこそ、感じ、学べること。

ウミガメと触れ合うイベントも好きだと話すななみちゃん。昔、餌やり体験をしてる時に顔を撫でた事もあるそうです。「顔は甲羅ぐらいゴツゴツして硬かった。耳がある場所もその時に教えてもらえて良かった」と、飼育員さんから聞いた情報でウミガメ達の魅力にどんどん惹きつけられていったそうです。

リニューアルで休館すると決まった時も、開館最終日ギリギリにリギリに、浜太郎に会うため車で40分かけて、小松島から駆けつけたのだとか。今回はリニューアルの準備中ということもあり、いつもイベント時は周りに沢山人がいて騒がしいけれど、インタビューということで周りに人もおらず、いつも以上に近くにウミガメを感じることができて嬉しそうでした。

しかも!なんと特別に甲羅掃除のお手伝いをしてもらうことに!その時の感想を聞いてみると、「ブラシ越しだけど甲羅が硬いのがわかった。掃除をし始めると体を寄せてきて気持ち良さそうにしているのが感じられたので良かった」と、笑顔で答えてくれました。

見て学ぶだけではわからない、実際に触れて感じて学び取ることがいかに大切か教えられたような気がします。リニューアル後のカレッタにはウミガメ達と触れ合う機会がもっと増えて欲しいとななみちゃんは話してくれました。

ウミガメ博物館カレッタでしか感じることのできない特別な空間。

ななみちゃんは、ウミガメ博物館カレッタ以外にも水族館などへも行くそうで、カレッタと水族館の違いを聞いてみると「水族館に行くと、カメ達を見たいのにクラゲとかがいると怖くて目を瞑ってしまうから、一生懸命カメ達を見られない」と、話してくれました。
純粋な子ども達に思う存分ウミガメを楽しんでもらうには、やはりカレッタのような場所が必要不可欠なんだなと改めて考えさせられました。大人から子どもまでみんなが楽しめるカレッタがこの地に根付き続けて欲しいですね!

そんな、ななみちゃんに将来の夢を聞いてみると、「お医者さんになって、一万円札に載りたい」
と、小さいながらもしっかりした夢を持っていました。

将来、一万円札に載ったら浜太郎の大好きな伊勢海老を沢山寄付してねとお願いしておきました。これで、浜太郎の将来も安泰ですね !!!!

 

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