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生まれ育った町に昔からいるうみがめを身近に感じられる場所

津田館長

館長を務めて2年。コロナ禍で大変な時期にもかかわらず、日々来館されたお客様がうみがめに癒されて笑顔で帰っていく姿に喜びを感じている津田館長。

美波町日和佐生まれ日和佐育ちの津田館長

美波町日和佐生まれ日和佐育ちの津田館長。
日和佐うみがめ博物館は美波町役場が管理していることもあり、役場職員が兼任して館長を務めています。
2020年春、突然カレッタ館長に任命され、当時は右も左もわからなかったと話します。
毎日のうみがめの世話で見えてくる個々の性格や特徴など新たな発見も多く、勉強の日々なのだそう。

毎日の業務は、来館されるお客様の受付対応や館内の清掃、うみがめの世話などです。
笑顔で帰っていくお客様を見ると、うみがめの持つ、人を元気にする力を感じるといいます。
ですが、館長就任後の新型コロナウイルス感染症の蔓延により、今までできていたイベントがなくなったり、来館者が減少したりと本来の活気あるカレッタの姿を見ることができなくなってしまったことに胸を痛める津田館長。

1日も早いコロナ終息を願い、その際にはたくさんのイベントを行ったり、これまでできなかったことにも挑戦していきたいと意気込みを語ります。

館長になって一番びっくりしたのはうみがめファンがめちゃくちゃ多いことだった

地元、美波町で育った津田館長はうみがめがいることが当たり前で同じ住民のような感覚だったが、館長になってからお客様を見ていると県内外関係なくうみがめファンがとても多く、何度も通われている方がいることに正直驚いたと話します。
館長自身も、今館長という立場になってそれぞれのうみがめの個性を知れたりするので毎日元気な様子のうみがめを見ると自分も元気になるといい、お客様はこの元気をもらいにきているんだなと思うと毎日のうみがめの世話にも力が入るといいます。

カレッタがリニューアルすると聞いてびっくりしたが具体的に計画が進み始めてとても楽しみ

昭和60年に建てられたカレッタは老朽化も進んでいるので、リニューアルされてキレイになれば安全性もさることながら、屋外プールや施設全体の充実度アップにもつながり、これまで以上に楽しく学べる場になるだろうと期待を寄せる津田館長。
建物のリニューアルに伴ってカレッタのロゴも一新することとなり、地元の若手クリエイターチーム「at Teramae」が提案するデザイン3案を投票により決定する「ロゴ選挙」が行われました。
オンライン投票と手書きの投票箱を用意したところ、投票総数282票が集まり、無事ロゴも決定したようです。

「ロゴ選挙」がきっかけとなり、町内へもカレッタリニューアルが周知されたようで、町民からの問い合わせも増えたそうです。
「町民の方にとっては30年以上も慣れ親しんだ現在のカレッタ。リニューアル前にも是非一度足を運んでいただき、懐かしんで欲しい。そして新たに生まれ変わるカレッタを楽しみにしていて欲しい。」と話しました。

リニューアルすることでこれまで以上にうみがめとの距離が近づき、うみがめを知ることで世界を知ることができる場所にしたい

まだ構想段階との事ですが、リニューアル後はカレッタの見どころの一つである屋外プールが大きく進化し、館内の案内板にもおもしろい仕掛けが考えられているようです。
また、目の前の大浜海岸から太平洋を望むカフェスペースも増設され、ゆったりとした海辺の田舎町時間を感じることができるようになるそうです。
近年では、うみがめがプラスチックを食べてしまったり網に絡まってしまったりと人間による被害がニュースになっていますが、海のこと、うみがめのことを知ることで私たちのこれからの生き方についても改めて考え直す機会を与える場所になることがカレッタの一つの使命だと館長は語ります。
うみがめと共に生きてきた美波町のいち住民だからこそ、館長になって改めて感じた想いに、これからのカレッタの活動に注目しましょう。

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