日和佐中学校ウミガメ研究班 発足
この地が「ウミガメの町」になるきっかけとなったのは、昭和25年(1950年)のことです。
当時は食糧難の時代でした。肉をとるため無残にも殺されたアカウミガメの亡骸を、大浜海岸で日和佐中学校の先生と生徒が見つけ、涙を流して憤慨しました。「海の使いとして知られるウミガメにこんなことがあってはいけない!」「僕たちでウミガメを日本中に知らしめて、こんなことが起こらないようにしよう!!」と中学生と先生はウミガメ研究会を発足し、ウミガメの産卵回数の記録や飼育研究を始めたのです。これが、日和佐とウミガメの関係の始まりでした。